札幌文化芸術交流センター SCARTSと、SIAFラボは、2018年より共同で、メディアアートを通じて冬の新たな魅力や創造性を発見しようとする継続的な取り組みを行っており、2019年から冬に展覧会を行っています。
未知の物事を自分たちの手で調べ、新たな発見や発想を作り出そうとするR&D(研究開発)と、札幌の地域性をベースとしたこの取り組みは、試行錯誤と発見を積み重ねることで、北国の冬を、いつもと違った視点で捉え直し、より活動的で彩り豊かなものにします。
5回目となる冬の展覧会では、札幌市で稼働する除雪車や雪堆積場のデータ、吹雪という過酷な自然現象を題材として、体験・体感型のインスタレーションを展示します。また、現代音楽家のデーヴィッド・チュードアらが構想した「孤島をまるごと楽器化する」という未完の計画を北海道で実現しようとするS.I.D.E.プロジェクトの活動で生まれた活動記録を紹介する展示、NoMapsとのコラボレーションによる北国の企業による先進的な研究開発の事例を紹介します。
また、北海道大学 CoSTEPと連携する中高生向けのワークショップやライブパフォーマンスを開催するなど、「雪にまつわるエトセトラ」がSCARTSの各会場で展開します。