さっぽろウインターチェンジ 2019
展示「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」

Exhibition overview

冬が訪れると、北国で暮らす人々は厳しい寒さと雪の多さに対峙します。その大量の雪を迅速かつ効率的に整えていく「除雪」というインフラが札幌にはあります。本プロジェクトでは、その「除雪」という行為のさまざまな側面をメディアとして捉え、長期的な視点で研究開発(R&D)を進めています。今回の展示では、SIAFラボとSCARTSが実験的に、除雪車に搭載するGPS、マイク等から得られるデータを光の明滅とモーターの動きに変換し、除雪によって舞い上がる雪が、除雪の痕跡を想起させるようなインスタレーションを制作します。除雪作業従事者へのインタビュー映像や除雪車に搭載するGPSやマイクといったデバイスの展示、除雪車に360度カメラを設置し、その映像によって除雪車を運転するシミュレーターなど、「除雪」についての研究開発の過程を紹介します。

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展示「SNOW PLOW TRACE ─雪の痕跡─」
ディレクション:岩田拓朗(SCARTS テクニカルディレクター)
制作:SIAFラボ
協力:札幌市建設局雪対策室

さっぽろウインターチェンジ
主催:札幌市
企画運営:札幌文化芸術交流センター SCARTS(札幌市芸術文化財団)
協力:札幌国際芸術祭実行委員会、札幌駅前通地区活性化委員会
助成:平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

撮影:藤倉翼