第4回 編集会議「-どのように発信する?-」を札幌市資料館2階のSIAFプロジェクトルームで行いました。
第3回の編集会議では、とりあげる題材が”札幌の色”に決まり、第4回では、最終的に題材をどのような形で発信していくかを話し合いました。
第4回を行うにあたり、編集会議に続けてご参加いただいている方には題材を決めるきっかけにもなった「札幌の景観色70色」について調べてきていただきました。
事前に何か調べられてきた方には発表をしていただき、SIAFラボからは札幌市の都市計画課を通じて、札幌の景観色70色についての資料(*1)、色の元となったモチーフの写真と実際の塗料が塗られたテストピースを併せた手作りの色見本表や、70色それぞれについて説明されている”カラーストーリー”、立体色見本などを準備し、参加者の皆さんと共有しました。
景観色については、カラーユニバーサルデザイン(色覚異常など色の見え方が異なる人にも情報が伝わるように作られたもの)の観点や、景観色の始まりは横浜市であるといった情報が挙げられたり、景観色はあくまで”景観になじむ色”として色を規制する目的で作られて色名やエピソードは後からつけられたため、各々が思い浮かべる”札幌のイメージカラー”との相違を感じるのではないかといった考察がされました。また、札幌のイメージカラーとはそもそもどういった色なのかを意見出しをしてみたところ参加者の中でも意見がバラバラだったことから、札幌のイメージカラーと札幌の景観色70色については、ぜひ色んな人の意見を聞いてみたいということでアンケートをとる提案がされました。
会議の後半では、情報を発信する媒体について話し合いました。
題材が決まったばかりで具体的にどういった情報になるかは未定の段階ではあるのですが、情報を発信する手法として子どもと一緖に壁新聞を作ってみてはどうか。シールステッカー状にしてどこにでも自由に貼り付けられたら面白いのでは、などといったアイデアが出されました。また、今後情報を編集していくにあたって、練習として2016年10月に発行を予定しているSIAFラボ通信(*2)の一部に、編集会議の特集を掲載することになりました。内容については編集会議の活動の進捗や調べているものについて触れる予定です。
次回の第5回編集会議では、SIAFラボ通信への特集記事に向け参加者の方に”札幌の景観色70色”の中から選んだ色とそのモチーフとなったものについての情報収集・発表をしてもらい、どういった形で掲載するかを話し合います。
*1…SIAFラウンジ内で閲覧可能です。希望される方はラウンジスタッフへお声かけください。
*2…SIAFラボ通信 札幌国際芸術祭の拠点であるSIAFラボが不定期に発行する情報誌です。2016年度は2回発行予定です。