こんにちは。
先日、6月18日から2階のプロジェクトルームにて開催しておりますヤマガミユキヒロ「Air Scapes」にてアーティスト・トークを行いました。
スタートの18時になる前に徐々にお客さんが増え始め、あっという間に満席に。
過去の作品を見せていただきながら、どのようにキャンバス・プロジェクションの手法を始めたのかなどを話していただきました。
2012年の東京ステーションで行われた東京駅復元工事完成記念展「始発電車を待ちながら」の作品構想で、東京駅を描こうとして現場に行ったが、工事中で半分はブルーシートがかかっていて全体像が見えなかったのです。
ヤマガミさんは設計のCG図面で描くことも提案されましたが、「この状態を描きます」と宣言!この状態で2〜3年通常運営を行っていて、東京駅を歩く人々にとってはこの状態が「東京駅」ではないのかと思ったとのこと。(このブルーシートがとれるのは2012年の展覧会が始まる前日にしかお披露目できないという状況でした。)
参考画像:上、東京駅の眺望(前期ver)/ 下、東京駅の眺望(後期ver)共に2012
景色が美しい、美しくないということではなく、東京駅という場所にブルーシートという存在が絶対異質な存在としてあるはずなのに、とけ込んでしまっているのではないのか、それを含めて全体を描いている。
自分は成長している東京駅の「肖像画」を描いているのだと考えたとのことでした。聞いているとなるほど〜と、まじまじと左側のプルーシートを見てしました。(展覧会では2ヶ月で前期verと後期verを入れ替えました)
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本展覧会、ヤマガミユキヒロ「Air Scapes」は7月18日(月・祝)まで開催しております。
10時から18時まで2階SIAFプロジェクトルームにて。ヤマガミさんの参考映像、また過去の展覧会の図録等は1階SIAFラウンジにてミニ特集として掲示しておりますので、是非ご覧ください。
また、ポストカード各種販売してますので、実物手に取ってご覧ください。(東京駅もあります!)
ハガキサイズ¥160 / 枚 〜 & 大判¥210 / 枚 〜となっております。お得な3枚セットもありますので是非。
(最終日の7月18日(月・祝)には、ラボイベントのラウンジトークにてお話をしていただきます。要チェックです!)
スタッフ のり