アートエンジニアリングスクールは、札幌国際芸術祭(SIAF)でメディアアート作品を扱うことのできる人材の育成と、世界各国で活躍するエンジニアとの人的ネットワークの構築を目的に、2020年にスタートしました。メディアアートや現代アート作品の制作と展示に不可欠な技術や、その役割について考え、学んでいくプロジェクトです。アートエンジニアの思想や実践を紹介すると同時に、映像/音響システムの構築方法、電子工作やプログラミングの技法などをオンラインで配信しています。作品の具体的な仕組みを知ることで、作品の表現と技術の両方の視点を必要とするアートエンジニアリングの考えについての理解を深めます。
特設サイト:https://art-engineering.school/
※このプロジェクトは、札幌文化芸術交流センター SCARTSとの共同で行っています。
Audio/Visual Basics
アートエンジニアリングスクールの目的や考え方についての講義と、プロジェクターや照明機器、音響機器といったデジタル機材の基本的な機能や仕組みを理解するための演習などの映像配信プログラムとしてスタートしました。また、配信映像の編集を通じて、スキルアップを目指す学生の技術習得の機会としても活用しています。
Backstage Pass
作品制作や展覧会の裏側を支えるエンジニアがどんなところで、どんな仕事をしているのか、制作現場の裏側/バックステージの見学や交流を通じて理解を深める参加型のプログラム。新型コロナウイルス感染症拡大によるイベント自粛中でも実施できるオンラインプログラムとしてスタートしました。
Art Engineer File
第一線で活躍する専門家や実践者の方々に、表現と技術の関係や、技術の役割などについてインタビューした動画を配信し、アートエンジニアリングの考えを深めるためのプログラムです。